モンキー・パンチ作品紹介シリーズ

シャム猫

DATA/昭和49年 週刊漫画アクションに連載
詳細は追ってUP予定。
単行本は漫画アクションコミックス/パワアコミックス 各1巻
第11話「デッド・ブルース」のみ、パワアコミックス「時間エージェント」巻末に収録

解説/漫画アクション誌上において、「ルパン三世新冒険」の後に連載された作品である。
数多いMP作品の中でも暴力的・性的な描写が多く、
連載当時における俗世間の「ダーク」な部分を集めたものにギャグを織り込み、痛快さを出している傑作である。

「シャム猫」とは、ラジオ番組「シャム猫ジョッキー」のパーソナリティを務めるジュンとナオミの2人の事。
この「シャム猫ジョッキー」というのがモノ凄い番組で、毎回俗世間の裏側を暴露していく。
アイドルスター育成の裏側、謎の組織や暴力団の内部事情暴露など…
実際にジュンかナオミのどちらかが現地に潜入し、その模様を実況中継するのである。
特にジュンは殺し屋の面も持っており、番組の為・リスナーの為なら殺しやイカサマも平気でやってのける。

シャム猫の2人には、安っぽい正義や、守るべき平和などはない。
すべては自分達の信じる倫理や、番組やリスナーの為に命をかける”デスクジョッキー”なのである。

メイン・キャラクター紹介

日比谷ジュン
「シャム猫ジョッキー」のデスクジョッキーの一人。
ナオミと日替わり または時間交替でパーソナリティを務める。
家出少女だったところを殺し屋養成の第一人者に殺しのテクニックを仕込まれる…が、
「殺し屋に不必要な涙があった」ことと、「性感帯が敏感すぎる」ことを理由に組織から買い手がつかなかった。
相棒のナオミを比べ、(特にSEXがらみの事柄には)積極的に行動する。

山ノ手ナオミ
「シャム猫ジョッキー」のデスクジョッキーの一人。
ジュンの相棒だが、敵に襲われかけたり、捕らえられたりといった展開が多く、
ジュンに比べて消極的な感じがある。

毒虫コンビ
第5話と第9話に登場する。残虐・卑劣そういった言葉が似合う「刑事」2人組である。
相手が女であろうと暴力をもって犯罪を自白させる。
そんな彼らも、シャム猫の2人と対峙した際にはコテンパンにされてしまうのである。

天下一平
「シャム猫」という作品において、原作「ルパン三世」の峰不二子のような存在のキャラクター。
第1話では世界的な「スターのボディ・ガード」として登場し、
第2話では「サブ」という名前で(ルックスは全く同じ)シャム猫ジョッキーのアシスタントを務める。
第8話では暴力博士の弟子として登場し、思想の違いから博士と対決をする。空手が得意。
設定は違っても、ルックスと「日比谷ジュン」のファンである事は共通しているようだ。

サブタイトル・リスト(漫画アクションコミックス版より。続きは追ってUP予定)

第1話 リアルでクールなシャム猫登場

第2話 人間失格試験

第3話 不知火教組織体系

第4話 ノド裂き・スケ裂き

第5話 毒虫コンビ

第6話 松にツル梅にウグイス

第7話 暴力博士

第8話 天下一平君

第9話 毒虫コンビ再び登場

第10話 ナオミ・・・カムバック

第11話 殺人ローン

第12話 デッド・ブルース

第13話 殺し好き

第14話 奇々怪々

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