エポック社
「ルパン三世パート3 参上!黄金の腕」

1984年にエポック社から発売。価格は5000〜6000円程度。

「ルパン三世パート3 参上!黄金の腕」は、1984年、アニメ「ルパン三世パート3」の放送当時に発売された商品である。
「ルパン三世パート3 地獄の救出作戦」と同時発売された。
ルパン三世のゲームウォッチの中で唯一、
このゲームのためだけのプログラムがなされている。(他2作品は、既存ゲームのデータ流用)
PART3の絵柄が忠実に再現されている。

パッケージ表

ハードケースを開いた状態が見えるようなパッケージになっている。
ハードケースは青色で、ルパン三世パート3のロゴ入り。ゲーム内容をイメージしたイラストの紙が差し込まれている。

パッケージ裏

ゲーム内容の説明が、マンガ的に紹介されている。

商品本体


マニュアル


ゲーム画面背景

ゲーム内容が複雑かつ4つの部屋をルパンが行き来する為、見やすいワイドな画面になっている。
登場ルパンファミリーのキャラパターンは、ルパン三世34パターン、銭形警部6パターン、次元大介1パターンである。
電源投入時やマニュアルに全ての液晶画面表示が無い為、今回すべてのキャラパターンが紹介できないのが残念である。

ゲームの内容・目的
マニュアルに掲載の写真を使って、ゲームの流れを説明していきます。
夜景をバックに、ヘリでルパン三世と次元大介が登場する。
ルパンは建物にある4つの部屋のトラップをくぐり抜け、それぞれの部屋からお宝を盗み出し、
最後にコンピュータールームに「ルパン参上」の垂れ幕と時限爆弾をセットし、
爆発前に次元の待つヘリへと戻るのが目的だ。

ルパン登場〜エレベーター

ヘリでルパンが登場する。スタート地点であり、途中でミスをしても、ここに戻されることになる。
ここからエレベーターを使って各部屋をまわり、時限爆弾タイマーの表示がなくなる前に再びここに戻ってくるのだ。
エレベーターは最初は左が下へ、右が上へ移動しているが、ルパンがどこかの部屋に入る度に、その向きは逆転する。
左右のエレベーターが並んだ時は、乗り移ることが可能。

王冠の部屋

王冠の部屋では、無人警戒自動防御壁・キラーウォールがルパンに迫る。
上段下段、異なる早さで迫ってくるのをジャンプで避けて王冠をGETだ。

ダイヤモンドの部屋

ダイヤの部屋では、赤外線付自動照準レーザー・マードックが左右に動き殺人レーザーを発射。
レーザーが出ていないスキにくぐり抜け、ジャンプしてダイヤをGET。

金庫の部屋

金庫の部屋は、3つの窓から無限に出現するガードマンを攻撃しながら、金庫に眠る札束を手に入れる。
ガードマンは4回身を乗り出した後、非常ベルを鳴らす。そうなると、ルパンは捕まったことになり、ミスとなる。
そうなる前に、ハンマーでガードマンをやっつけろ。
金庫は2重構造になっており、アクションキー連打で開けることができるが、
開けるための連打回数はランダムになっている。

金塊の部屋

金塊の部屋では、特殊なトラップは無いものの銭形警部が歩き回っているので、接触しないように金塊を入手だ。
4つのお宝をすべて取ると、隣にあるコンピュータールームへの扉が開かれる。

コンピュータールーム

コンピュータールームに潜入し、「ルパン参上」の垂れ幕と共に時限爆弾をセットし、次元の待つヘリへ戻ろう。
自動的に開閉する落とし穴に注意しながら、出入りしなければならない。
無事に次元の待つヘリまで戻ると、残りタイマー数に応じたボーナス得点が得られ、パターンクリアとなる。

時限爆弾セット後にミスをした場合、ルパンの残り人数があれば
瞬時に次元の元へ帰り、パターンクリアとなるが、この場合は時限爆弾タイマーのボーナス得点は得られない。

攻略のポイント
やはり、エレベーターの性質を理解するのがパターンクリア・高得点のカギとなる。
いかにエレベーターの乗り継ぎを効率的に行い、無駄なく各部屋をまわり、
時限爆弾タイマーがFULLの状態でクリアするかが、ポイントだ。

わざと一瞬だけ他の部屋に入りエレベーターの運転方向を変えるテクニック、
上下スレ違うエレベーターに素早く乗り移るテクニックを磨くのが上達への道だ。

Typer的レビュー
数あるルパンゲームの中で、最もルパン的なゲーム内容。
数々のトラップをくぐり抜け、華麗に盗み去っていくというルパン三世の魅力が
まさに凝縮されているのではないだろうか。
ただのゲームウォッチと思うなかれ。かなりルパンな気分で楽しめる快作である。
PART3の商品だけに、使用されている絵柄もキチンとP3しているのが好感が持てる。
ゲーム内容が多少複雑だが、使用するボタンは4方向とアクションキーだけなので
少し慣れれば簡単に楽しめるようになっている。
ルパン的な内容で、ゲームとしても面白い。これはかなり良い商品であると思う。

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