新・ルパン三世
「オレはシャドー」

週刊漫画アクション昭和56年1月1日号収録

解説
エピソードの順番的には、同じ単行本未収録「ガール・ナッパー」の後にこの話がくる。
この話のルパンの服は、サンフランシスコ篇や、劇場版「バビロンの黄金伝説」でお馴染のジャンパー姿。
久々のルパン本人の♂が登場したりと、なかなかギャグ的にも楽しい作品でもある。
注目すべきは、次元大介と石川五右ェ門のトランプVS花札、チェスVS将棋ではないだろうか。
直接ストーリーに関係ないシーンだが、ファンは必見だろう。

ストーリー
日光がギラギラと照らされる廃虚を前に、2人の男が対峙している。
一人はルパン三世。もう一人は十戒坊という名のボウズ。
見た事もない財宝が眠るかもしれぬこの廃虚の入り口は とある象形文字を解読しないと場所すらわからない。
そしてその文字は太陽の光る角度を受けて36500日に1回、ほんの10分しか浮かび上がらないのだ。
その日がちょうど今日にあたる。ルパンは次元と五右ェ門をアジトに残し、単身廃虚に向かったのだ。
そして、ついに入り口を示す文字が現れた…!!!
十戒坊は素早くルパンの股間に向けて杭を打ち込み、ルパンを壁にはりつけて自由を奪ってしまう。
十戒坊が文字を読もうとすると、おや。ルパンの手の影が邪魔をして文字が読めない。
十戒坊がルパンの手を封じると、ルパンは足で、ナニ(♂)で、ことごとく十戒坊の文字解読の邪魔をする。
などとやっているうちに、光が弱くなり ついには文字はその姿を消してしまった。
「おたがい生きていたら あと36500日後にまたここで会おうぜ」そう言って十戒坊は去っていった。
このまま廃虚の入り口は解らず終いになってしまうのか!? そして、ルパンは…??

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