この本、頑張って調べてるのは分かる!
これだけのデータを文庫に収めるんだから、
収録しきれない事柄があるのも仕方ない!
でも、
明らかな間違いや「絶対に こう表記すべきでは?」という点には厳しく指摘させて頂きます。
P36〜37
’71 8 漫画「ルパン三世新冒険」 がヌケている。
10月からのアニメ化にあわせての連載再開なので、この記述は必要だ。違いますか?
P41
ナポレオンの辞書を奪え ’91年8月 監督
出崎統
…「監修」でしょう。監督じゃなくて。
いや、細かいツッコミってのはわかってるんですけど〜
出崎さん好きだし、それをあの「ナポ」の監督にしちゃうのは・・・
ちょい個人的だったネ。
P50 最後から三行目。
「キャラクターデザインを担当していた。」
…VS複製人間の「キャラクター」デザインは椛島義夫さん。
青木先生は作画監督さんですね♪
P62 四行目。
「映像はそのままに…」
…4話では既にパイロットフィルム使用のOPです。
P80
(不二子が第三の太陽を)「何のために欲しかったのか・・・?」
…著者の方、不二子のキャラクターわかってます??
売って、お金にするんですよ。
そして「VS複製人間」冒頭で盗んだ物を「ベスト5のくだらなさ」とあるが、
あれはマモーが不老不死の為に要求したもの。決してくだらなくはない筈。
もっとくだらないモノ、いっぱいあるでしょうに。
P83 最後から2行目〜
「新シリーズ以降は、世界のどこかに謎のルパン帝国があり……設定に変更」
…新シリーズ以降で「ルパン帝国」の名が出たのは「ナポレオン〜」のみ。
それに「ルパン三世(新)」の企画書には
「<組織を持たないルパン三世>
原作では<ルパン帝国>などという組織が設定してありますが、
この度の番組ではそういう組織は一切ないものとします。」
と書かれている事から、この記述は適切ではないと判断。
P143
PART3の新オープニングは、35話から使用されている。
確か、1回だけ前のOPに戻った時がありましたね。今度何話か調べておきます。
P162 七行目。
「第1バージョンのオープニング…」
…第3バージョンですね。
P164
このカルトブックが発売された時点では既に
「ルパン三世 TVSP&PART3 MUSIC
FILE BOX」が発売されている。
つまり、「ルパン音頭」の復刻はされているのだ。
「コロムビアは復刻できないでいる」は決して間違いではないが、
「バップが復刻した」事実も記すべきでは??
P174〜175
大隅演出作品は3話まで、宮崎演出は4話から、と言い切っている。
これは表現的によくないのでは?
確かに大隅監督は3話が放送された時点で既に制作現場を後にしていた。
けれども、宮崎監督が席についた時点でそれ以降の各話の制作はかなり進んでいた訳だから、
そう言いきってしまう事に関しては疑問が残る。
4〜6話も、作業的に宮崎監督が関与していても、「完全な」とは言い切れないが
大隅作品としてとらえてよいのではないかと考える。
P190 三行目〜
「雨の午後はヤバイゼ」(旧・第6話)
…これは「殺し屋はブルースを歌う」(旧・第9話)の誤りでしょう。
P205
ルパンの子供(母親不明)
…不明、じゃなくて母親は峰不二子でしょう。
「ルパン小僧」本編中、母親は峰不二子だという表記はあっても、
それを否定する記述はどこにもない。
無理に それ以降の原作ルパンやアニメ作品との矛盾点を無くそうとせずに、
モンキーパンチ先生の作り出したパラレルワールドという解釈でいいんじゃないかなア。